耳
新字新仮名 約8,485字・読了目安17分
一 ある晩、久助君は風呂にはいっていた。晩といっても、田舎で風呂にはいるのは暗くなってからである。風呂といっても、田舎の風呂は、五右エ門風呂という、ひとりしかはいれない桶のような風呂である。 久助君は、つまらなそうに、じゃばじゃばと音をさせ…
作品情報
| 初出 | 「少国民文学」東宛書房、1943(昭和18)年5月 |
|---|---|
| 公開日 | 2024-12-08 |
| 最終更新 | 2024-12-03 |
| 底本 | 「新美南吉童話集 2 おじいさんのランプ」大日本図書 |
| 入力 | 江村秀之 |
| 校正 | 持田和踏 |
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